こんにちは！皆さまお元気ですか？英語留学のGlobal Gateバリ島現地スタッフ、きな子です。
ながらくブログがあいてしまってすみませーん！ぺこり

きな子が住む家の大家さんの弟さんの息子さんが結婚する！っと大家さんから素敵なインフォメーションをゲットしたのできな子もバリの民族衣装に身を包んでいそいそと朝も早よから行ってまいりました。

場所はきな子が住むサヌールの家から徒歩1分ほどにある大家さんの弟さんの家が会場となります。

朝07:30、日本では考えられない時間から既に始まっている結婚の儀式。こちらは来賓の方やお祝いに駆けつけてくれた人達が座る席ですが、流石にまだファミリーしかおりません。
それにしてもしっかりセッティングされてますよね。

 

敷地内奥の儀式をしている場所では既にマンクゥ（お坊さん）がマントラを唱え、着々と儀式は進められています。
因みにガムランの音はスピーカーからです、はい。

儀式のお手伝いの人やファミリーが次から次へと色んなことをするのですが、きな子はさっぱり。実は内容が細かく一般のバリの人でも分からないので必ずサポートしてくれる人が居るんです。そして、マンクゥの前に置いてあるお供え物は「お供え物屋さん」に頼むんですよ。

さて、こちらの右のおふたりさんが本日の主役。初々しい、美男美女のカップルでしょ～。
きな子は新郎が子供の頃から知ってるのですっかり親戚のおばさん気分。

後方に座っているのが新郎のご両親。きな子の大家さんの弟さんマデさん夫婦です。
これは聖水を口にしているご様子。
なんせ儀式は細かくひとつひとつ色んな意味があるんですが、新郎新婦もサポートしてくれる人に指示されながらの進行です。

色々やりますよー。
糸を頭頂部に置いてから腕に巻いてぇのっ。

それからはいっ、手を合わせて～。

次は新郎がナイフを手に持ち、新婦が持ったバナナの葉で作られた網のような物を切って行っています。
進行中、周りのおば様達から、あ～やるのよ、こーやりなさい！なんて声があちこちから飛んでいます。
主役達も言われるがまま。

 

これはね、きな子も結婚式で一番覚えているもの。
お供え物やマンクゥの周りを新郎が新婦のお尻を枝でペチペチ叩きながらグルグル。だいたいこの時盛り上がって笑い声が上がるのですが、皆さん真面目に取り組んでおります。
しかし、おば様のお水プーッ！が男前っ。

さて、場所を移動しバリの人の家の敷地内には必ずある儀式に使われる東屋、バレダンギンへ。
これからバリの人にとって大切な「ポトンギギ」という伝統儀式が行われるんですよ。なんだと思いますかぁ～？

ちょっちょっ、ちょっと待ったーーー！的画像ですが怖いものじゃありませんよ。この「ポトンギギ」（直訳で歯を削る、歯を切るという意味）はバリの人々が成人になるため、野獣から人間になるために犬歯を削る儀式なんです。
何しろお金が掛かる伝統儀式なのでポトンギギだけ単体でやるよりこのように結婚式でやったりもするんです。

また、ポトンギギでは悪霊に取り憑かれ易い！などと言われているのでひとりでではなく必ず二人以上がやり、寝台の周りをぐるりと親族が囲むんです。
この時は新郎の弟くんが一緒にやってました。

バリは地域によって多少やり方も変わってくるんです。
例えば、ウブドのあるギャニャール県では頭がガンガン振れるぐらい歯を削ったりしますからね。
見ている方が「ヒィーっ」っという感じですが、大人になるための大切な儀式なんですよ。

わっ！いつの間にかお祝いに駆けつけて来た人達がいっぱ～い。
丁度お昼時なのでこの会場の横にはビュッフェ式のお料理がずらりと並んでいました。
お祝いに来てひと通りお喋りしてビュッフェを頂いて。っという感じなんです。

会場奥ではマイク片手に宗教儀礼の歌「キドゥン」が歌われています。
あ～なんかバリって感じしませんか？
きな子はキドゥンを聴くと眠くなるんです。アルファー波とかなんですかね。

わ～お、素敵ー！
近年ではこんなモダンな飾り付けをしたりもするんですね。アンティーク風の飾りはイベント会社に頼んだり、写真はウェディングフォトを専門にやっている所があるんのでそんな所に頼むんです。
上のは普通の写真に見えますが、モニターでスライドショーになっているんですよ。洒落てる～。
また、バリの結婚の儀式は1日では終わらないんです。新郎が新婦の家にファミリーと行く儀式があったり数日間に渡るんです。
また、儀式の前後は敷地から出られないなどと色々と決まりがあるんですよ～（地域によって異なります）。
奥深いっ！

わっ！帰ろうと思って家の敷地の外に出たらなんと道を塞いでまた凄い人人人！椅子も置いてテントもはって盛大も盛大です！
勿論この道に繋がる角角にはプチャランという地域の警備の人達が居て車やバイクを迂回させていました。
バリはチームワークというか地域の団結力がお見事ーーー！

はーい、撮りますよぉ～チーズ！パチリ。
受付のお姉さん達も勿論ファミリー。皆さんここぞとばかり化粧に気合いが入っております。誰かと思っちゃいましたよ～。
お祝いに来たらまず受付で名前を書いて、ドリンクとおつまみをもらって入場する。っという流れなんです。

本当にちょこっとかいつまんでバリの結婚式を紹介してみました。
数日間続く儀式のこの日もまだまだ夜遅くまで続きます。
また夜は新郎新婦の友達が仕事終わりにお祝いに駆けつけ、バンドが入ったり、歌があったりなので「きな子もまた夜にも来てね」って言われましたが、もーふらふらです。
新郎新婦さん、お疲れ様。幸せになってね～。

 

See you♥まったねぇ～♬

★蛇足★

いつもファンキーな、きな子の大家さん発見！