こんにちは!GGバリ島現地スタッフのきな子です。
前回に引き続きバリ島中部、ウブド王宮の大火葬式「プレボン」をお届けします。
前回のはこちら
http://www.globalgate.asia/baliinfo/wp/archives/1997
遠くにくっきりとルンブー(牛の棺)の姿が!
こちらに着々と向かって来ています。
ルンブーやバデ(塔)の前のパレードにはこんな可愛らしい女の子が担がれてやって来ました。
も~沿道の皆さん写真撮りまくりです。
もちろんバリ島の儀式にはガムラン隊は欠かせません。
知り合いが沿道に居ると誇らしげにニッコリ。
バリの人達は目立つのが大好きですからね。
あ、ケイコさん発見。
世界にバリ舞踊やガムランを広めたプリアタン王家ファミリーのマンダラ翁の息子さん、バグースさんに嫁いだ日本人女性です。
気さくな方でこの時も関係者としてパレードに参加されているのにニッコリとポーズ、バリではとっても有名人なんですよ。
バリ舞踊楽団を正解に広げたファミリーだけあり、息子さん達も踊り子さん。
ケイコさんは女流画家な上にウブド王家が経営するピタマハグループのホテルでも活躍されているんですよ。
うわーーー!見てください、この人人人。
いつもは車が通る車道なんですが、道がすっかり見えません。
も~ぐちゃぐちゃです。
近くで見れば見るほど神々しさとバリの人達の器用さに驚かされます。
もちろんバデもルンブーもバリの男衆の手作りですからね。
ルンブーが近づくにつれ、気迫と熱気が凄い!
警察官や自警団、担ぎ手の男衆も「道をあけろーーーー!」と叫ぶ叫ぶ。
とろとろいていると群衆やらルンブーにひかれますよ。
ルンブーもバデも竹をりん木として本体の下に組んでいて、いつもだとそれを男衆が担ぐというか厳密には大勢で肩ではなく手で担いで運ぶんですが、今回はニューバージョン。
そのりん木にロープをつけて勢い良く引っ張っていました。
おまけに丁度この場所微妙に坂なんですよ、頑張って~!
きな子の祭り魂が頂点に達しそうです、ドキドキワクワク。
目の前で丁度止まりました。
大きい、大きい!そしてウブド王家の人が牛の上に乗っているの見えますか?
凄いな~バリ。
さて、またルンブーが走りますよ。
皆仕切るのが大好きだから赤旗を持った人以外も仕切る仕切る。
バリの男の見せ場ですからね。
こちらルンブーの後ろ部分。
ほらね、りん木がこんな感じで組まれているんですよ。
で、さてーーーいくぞーーーー!
少し間を置いて約30m弱ある高い高いバデもやって来ます。
こちらが今回の主役であるAnak Agung Niang Agungさん。
さすがウブド王家の方、品がありますよね。
そして右は今回のバデが今までで一番高い、っとの表彰状です。
先ほどのケイコさん曰く、他の地域の王族の方が「うちはお金はあるけどあれほどの人を集め、あれほど盛大にはできない。ウブドのチームワークは凄い」と言っていたそうです。
ウブドの皆さんて誇りを持っていますからね。
うおーーー!
本当近くでみると装飾も凄いが高い!
上の方を見ると眩しくなるほどです。
あれ、向かって左の羽のような部分が折れちゃってますね。
暴れ過ぎたんでしょうか?
塔の中央、傘が刺さっている部分に人が乗っているの見えますか?
そしてその人の下には棺が見えます。
このバデで焼き場まで棺を運び、火葬する前にルンブーに棺を移すんですが、この高さ怖くないのかしら。
ルンブーの上には王家ファミリーがドラや赤旗、マイクを持って担ぎ手の男衆を仕切ります。
かっこいー!
凄い迫力!このバデは皆でちゃんと担いでいますね。
こんな大きなバデでも目の前を走り去って行きました。
それにこのりん木が道路いっぱいいっぱいに組まれているため、見物客は歩道に逃げても、もっとへっこみに入らないとひっかけられちゃうほどの大きさでした。
バデはバリヒンドゥー教の世界観を表しているんですって。
も~ほんとため息です。
さて、なんだかんだとやっと火葬場である「プラダラムプリ・プリアタン・ウブド」に到着です。
これから盛大な火葬が始まりますよ~。
つづく
See you!
★蛇足★
どちら様?