こんにちは!GGバリ島現地スタッフのきな子です。
さて、もうすぐバリ島はニュピ。今年2018年は3月17日(土)がその日になります。
バリの人達は西暦はもちろんバリヒンドゥー教のサカ暦とウク暦という3つの暦で生活をしているのですが、このニュピはサカ暦の第10の月の初めにあたり、バリの新年とも言われています。
元々は悪魔払いの儀式のひとつでバリ島最大の祭礼であり、インドネシアの国の祭日にも当たる日なんですよ。
ニュピ当日は「静寂の日」として知られていて、何人たりとも外出禁止!
火や電気を使ったり、読書も駄目。
元々は静かに瞑想をしていたとも聞いています。
そんなニュピ前日はバリ島が盛り上がるオゴオゴパレード。
ドラや爆竹を鳴らしながら、オゴオゴと呼ばれるおどろおどろしい大きな張りぼての人形を担いで街中を夜練り歩くんです。
ニュピの日には地獄の主神が大掃除をするので、地下界の悪霊が地上に逃げてやってくると考えられているので、オゴオゴパレードで思いっきり悪霊達を暴れさせ翌日から大人しくしてもらおう的考えらしいですよ。
さて、前置きが長くなりましたが、過去のオゴオゴパレードをどんなものか見てみましょう。
オゴオゴパレードの場所は毎年変わるんですが、きな子が住むサヌール内でも何カ所かで毎年やるんです。
オゴオゴパレード準備中ですね~。
夕方前ぐらいの準備中では人もあまり多くないので、ゆっくりオゴオゴ見学ができますよ~。
それにしても恐ろしい。
ぎょっ!こここここれは怖い…。
ご遺体のオゴオゴですが、子供達も恐る恐る遠巻きで見ています。
ぎゃおーーす!
こここここれはデカイ!身体も三等分に分けて運搬されてました。
道幅いっぱいいっぱいです。
オゴオゴパレードでは張りぼてだけでなく、踊りやガムラン演奏などなどもあるんです。この素敵なおね~さん達は悪霊に使える女官シシオの役ですね~。
街中ではニュピに基づいた色々な儀式が行なわれています。
ニュピ前後は儀礼がとても多いんですよ~。
パレードでは松明を持った子供達もっ!
パレードも盛り上がってますっ。も~人人人で観るのも大変。
夢に出そうです…。
ほんと、バリの人達は器用に作りますよね。
ニュピ前のバリではオゴオゴを作っている様子も見られたりしますよ。
かわいい~♩
子供の頃から男の子はパレードに参加します。
近年女性だけで担いでいるのもたまに見かけますよ。
パレードの休憩、待ち時間では興奮している男衆が踊りだしたりも。
あははは~。
これは女子高生を模したオゴオゴですね。
携帯電話片手に今風です。
パレードでは必ず一カ所見せ場があるんです。
そこに行くと担ぎ手の男衆がオゴオゴを上に持ち上げたり揺すったり走り出したり、グルグル回ったり、アドレナリン大爆発!見物ですよ~。
因にサヌールのバイパス沿い、マクドナルドの十字路は見せ場になるのでお忘れなく。
うぇ~ん、怖い~!
もうこんなん「閲覧注意」の張り紙ものですよ~。
ココはまた凄い!毎年オゴオゴパレードのハシゴをするのですが、ココはとても広い会場でオゴオゴを自由に見学。
出番になると同じく担ぎ手が担いで特設ステージでパフォーマンス、なんてしてました。
きょっきょっ巨大~!
夜もふけてまいりました。
ニュピ当日になる前24:00までにはご帰宅を。
ふらふらしていると自警団に捕まりますよ~。
これも山のようです。
さすがに大き過ぎて電線を超えるのが大変そうでした。
今年2018年は3月17日(土)がニュピで16日(金)がオゴオゴのパレードです。
そのせいで交通規制や通行止めも昼過ぎから始まるのでお気をつけくださいね。
また、闇夜となるバリ島では必ず空を見上げてみてくださいね。
天気が良ければ天の川のような満天の星が見られ、流れ星なんかも~♩
今年も楽しみ~!よいニュピを~♩
See you♥
★蛇足★
ニュピあけのオゴオゴの残骸。ご苦労様でした。